今年で私が自宅で気象観測してちょうど30年 (観測開始 1977/7/10)。この30年間に気象関連機器にかかった費用を紹介します。
図(金額の単位は「万円」)の、
「気象測器・・・」は、測器本体・定期取替部品・修理・自記紙・ファクシミリ紙・気象庁定期刊行物・日本気象学会会費など
「気象通信機器・・・」は、測器の保守に使う電気計測機器・電子計測機器・基準となる温度センサー・電気工事材料・無線通信機器・空中線系・パソコン・プリンタ・モデム・電気系の学会、協会、団体の年会費など
これまでの主たる測器は以前紹介した図面のとおりで、私が購入した当時は気象庁規格品しか入手困難な時代でした。1970年代にアマチュア無線家用(アンテナ塔に取り付けるタイプ)の気象観測システム(バンテージプロに似ていた)がオーディオメーカーのソニーから約4万円(当時の私の給料は約5万円)ででていた。測器費用の中には観測で使うカメラ、双眼鏡などの光学機器や望遠レンズ、現像用品なども含む。私は白黒もカラーもフィルムは自分で現像していた。
これまでに購入した主たる通信機器(処分した物もあり)は、
短波受信機、超短波受信機、携帯用オールバンド受信機、パソコン:3台、プリンタ:4台、気象無線FAX:2台、電話FAX:3台、印刷電信用のカラーCRT:2台
1980年代のプリンタは短波受信機内蔵のセントロニクスインタフェースによりプリンタケーブルで直結して気象庁の気象無線通報(モールス・テレタイプ)が受信でき、個人で印刷電信機が構築できた。当時のプリンタは1台30万円という高さだったが、インクは格安でした。(現在は本体が安くてインクが高すぎます)
保守用の計測機器は、真空管電圧計、電子電圧計、メガー、ホイートストンブリッジ、テスター、デジタルマルチメーター、デジタルマルチ温度計、漏洩電流計、ハンド電力計、高周波電力計、標準信号発生器、2現象シンクロスコープ、CR発信器、赤外線放射温度計、直流安定化電源・・・