1/6をもって我家での気象観測は終了させましたが、気象監視は継続しています。
図の上側は、春日井市消防本部(気象状況に応じて西出張所・春日井市役所など使い分け)の10分間データを自動受信してエクセルで表示監視しているもの。
図の下側のグラフは名古屋地方気象台の毎時データを受信してエクセルで作図し、過去10日分を毎日印刷して掲示しているものです。
気温だけは毎時の「全天日射量」と「日照時間」から係数を求めて我家の気温に変換しています。毎日1回は我家の最高気温・最低気温を見て補正係数を調整しています。
「気象監視盤」と「自記気象計(メテオログラフ)」のイメージです。
サンダーハルク気象社ホームページから現在の名古屋地方気象台の写真を拝見しました。時代の流れを感じます。
私が仕事でよくお伺いしていた1970〜1990年代は、予報課現業室には気象無線FAXやCDFで受信したA1版大の気象図がずらりと掲示されており、観測装置は遠隔測定ではあるものの手作業の時代。
通信課では気象電報を受信したり、観測データはSYNOPで紙テープにさん孔して本庁に伝送、その後、電電公社のデータ宅内装置(DT-9658)で伝送。
予報課ではFAXで気象図を受信するも、JMGなどの気象無線通報で受信したデータをプロットし、地上解析図を作図したり、また24時間予想図を作図していた時代でした。当時の予報官が、
「気象図は本庁からFAXでも送られてきますが、ここでは気象電報を受信して独自に作図もしています・・・」
とおっしゃられていました。もう30年ぐらい前のことですから当時の予報官の皆さんは退官されているでしょう。
観測もほとんどが自記紙でしたが、予報官の自作のデジタル温度計・デジタル湿度計があり、
「これはまだ実験段階ですが、観測の参考にしています・・・」
とおっしゃられていたことはまだよく覚えています。